愛する地球のために私が出来ることを考えました。 人間が生きている以上、便利で楽な方法を選択する現在は環境を破壊し、そして、人々の健康をも奪っています。 自分さえ良ければそれでいいのでしょうか? 私はそんな生活を見直し始めています。そして”一人ひとりが丁寧に生きる”事がきっと地球を救えるのだと信じています。 個人に出来る事は”生きとし生けるすべてのものに思いやりを持ち”、”自然に近い暮らし”をすることだと思います。でも決して原始生活に戻るという事ではありません。この時代に生まれてきた事に何かしらの役割が誰にでもあるはずだと思っています。 私の場合、日々の暮らしの中で出来ることから実践しています。そしてライフワークでは”オーガニックコットン”で服作りをしています。いつの日かオーガニックが当たり前になる未来を想像しながら前向きに生きて行こうと歩き始めています。          南無妙法蓮華経、、、、、     青空

2008年4月14日月曜日

泣けた話


昨夜、胸を打つ話を聞きました。涙が止まりませんでした。今日も仕事中思い出し、何度も込み上げてきて。。。。。それはこんなお話です。奥村(仮名)さんという私の父と同年代の方にお寺から家まで車で送っていただいた時に聞かせてもらったお話です。
昭和39年、奥村さんが高校2年生の頃、調度、ある新興宗教が急成長していた頃、例外なく、奥村さんも激しい勧誘を受けていたそうです。だから宗教というものが大嫌いだったそうです。そんな時、何年振りかに埼玉から伯母さんが訪ねて来られました。伯母さんは本当の仏教というもの、自分が信仰している本門佛立宗がどういうものかを奥村さんに話しました。しかし、宗教嫌いだった奥村さんは納得が出来ず、「そうか、わかった。そんなに伯母ちゃんがいうなら、俺がその佛立宗がどんなだか確かめに行ってやるよ!!」と言って、埼玉まで訪ねていったそうです。すると、その伯母ちゃんは「いいかい、私を自転車の後ろに乗せて走りなさい。」と言うので、言われるがままに青年奥村さんは伯母ちゃんを乗せ、山道をこいで行きました。どんどん山奥に入って行き、すると、伯母ちゃんは家からいくつも持ってきた腰巻きを貧困な家庭に配って行くのです。腰巻の中には小銭が入っています。中には腰巻でさえ買えない貧困家庭もあるそうです。そして、寝たきりのお年寄りの枕元に小銭の入った腰巻を置いても行きました。そんな伯母ちゃんは決してお金に余裕があるわけでもないのに、何枚も何枚もの腰巻を配って行ったそうです。それを見た奥村青年はかなりの衝撃だったそうです。そして、ある時、その伯母ちゃんは伯母ちゃんの妹の紹介で重い結核病院の理髪店で働くことになりました。その病院の患者さんはかなりの重病で家族の見舞いもないほどだったそうです。そんな病院だからか、理髪店も直ぐに辞めてしまうようなところでした。でも優しい伯母ちゃんは働くことにしたのです。ある日、伯母ちゃんはいつものように重病患者の髪を病室で切っていました。散髪が終わり、代金を請求すると、患者は「そこの引き出しの中の財布にお金が入っているから持っていってくれ。」といいます。伯母ちゃんは引き出しを開け、財布の中身をみると、中身が入っていませんでした。でも伯母ちゃんは「あいよ!代金は頂いたよ!ありがとね!!」と言って病室を出たのでした。そしていつものように、手を消毒していたら、わあ~と酸素ボンベを持って横を看護婦さんが走って行くのです。そうしたら、さっき散髪を終えたばかりの患者の病室に入って行きました。そして患者は亡くなりました。ーーーーーーーーーーーーー
それを目の当たりにした奥村青年は「このご信心は本物だ」っと確信し、実家に戻って、一人で佛立宗を信仰して頑張ったそうです。
どうですか?こんな伯母ちゃんのような方が身近に今いるでしょうか。なかなか出来ることではないと思います。見ず知らずの患者さんは最後、きれい散髪してもらい、重病な結核で苦しかったでしょうが、臨終を迎える間際だけでも”人の本当の愛”に触れ、例え、患者さん本人はそれに気づかなくとも、これこそ、本当の人間のあるべき姿なのだなあと、私はこの今も書いていて涙が止まりません。そして、このお話をしてくださった奥村(仮名)さんも素晴らしい方です。ご自分が足を怪我されているにも関らず、毎朝の通勤電車の中でお年寄りに席を譲り続けるような方です。毎朝です。ご自分も足を引きずっていらっしゃっていたのに、中々出来ることではないでしょう。仏教ではこういう方を菩薩(ぼさつ)と呼びます。お寺には菩薩が沢山おられます。私はこういうお寺に出会えて本当に救われたと思っています。自分では変わりたくても欲や我が出てきてしまい、なかなか変わることなんて出来ません。お寺に通っているからといって簡単に変われるものでもないです。それには日々周りに感謝し、その気持ちを実践で表していくことだと思います。だけれど、ホント、なかなか出来ません。でもこういうお話を聞くと、「頑張ろう!!」と思えます。ありがたいです。

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